大阪教育大附属高校平野校舎嘉村 光一郎

製作コンセプト

ウサギによって侵略された月に生きるハリネズミ。ハリネズミたちはウサギたちの圧政に耐えられず、遂にクーデターを起こした。そして、ウサギ軍に寄せ集めの武器で必死に反抗の意を示すも虚しく、ハリネズミは絶滅した。この広大な世界の中で、争いの絶えない悲しみも、沙羅双樹の花も色も、決して変わることはないようだ。

コメント

  1. タイトルの「万古不易」から、数万年と変わることなくあり続けた、宇宙、惑星を舞台にしました。花言葉も考えながら、アスパラガスやしいたけを武器として用いました。また背景の沙羅双樹の花は、無常観を唱えた「平家物語」に対するアンチテーゼとして添えました。
  2. ハリネズミから噴き出ているのはあふれ出す悲しみです。昔の絵のような構図を意識して描きました。

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